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☆Last Up 2013.12.25 版権「※BL注意※欲しいものは一つだけ-2013 A・ミシェル生誕SS-
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『好き』





あの日心の奥底に仕舞いこんだ感情。
あの人が彼女の前から消えた時に、言うまいと誓った。
だって、彼女が困ってしまうから。泣いてしまうから。


心中で想うだけで良い。
決してこの想いだけは、仕舞いこんでおこう。



固く誓ったハズなのに、その誓いは貴女のせいで崩れ落ちる。
僕のモノにはならないくせに
どうして?そんなに、そんなに、
濡れた瞳を僕に向けるのですか?


どうか、寂しいと泣かないで
どうか、僕の心をかき回さないで


あぁ、気付いてしまった。
忘れたフリをしていた、あの想い。
心の奥底に秘めた想い。



『好き』


貴女が好き。
強く美しく、それでいて儚い。
女神のような貴女が好きです。



満月の夜に僕の誓いは粉々に砕け、崩れた。
ひびを入れたのは貴女、崩したのは僕。
震える身体をそっと抱きしめた。



満月の夜は恋人
それでも、彼女は僕のモノにはならない
あぁ、貴女の全てが僕のモノにならないと言うのなら




いっその事、全部壊してしまおうか
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「愚かな人間共め、メイサに手を出そうとは」






牢獄に繋がれた魔女カナリアは鉄格子の隙間から見える月を見上げて言った














☆ハロウィン企画週1連載雑記☆ 


第3話 ―The eve of Halloween ~王国VS魔女~ ―














「聞いたかい?やつら領土侵略を犯してまで、メイサを捕縛しに来たんだって!」
「愚かなやつらだな。人間ごときがあのメイサを捕まえようなんてさ」
メイサの要請でハロウィン前にも関わらず、2度目の集会が行われようとしている。
会場に集まった魔女たちは心底人間達に同情した。先日メイサを捕縛しに領土侵略を犯してまでやって来た騎士団と宮廷付き魔術師。
たった1発の魔法で、いとも簡単に追い払われたのだ。
王国の使いの者に見つけられた時には皆気絶し、中には魔法を当てられたショックで任務中の記憶を失っている者まで居た。
騎士団と宮廷魔術師と言う肩書きを持っている彼らだ。相当な侮辱だったに違いない。
だが、彼らではメイサに全く歯が立たなかったのもまた事実なのだ。
「今回の集会の主催者はメイサなんだろう?」
「彼女のことだ。一体どんな報復を考えているのか」
考えただけでも恐ろしい。魔女たちは身震いをした。
メイサとて自分の領域を人間達に無断で足を踏み入れられたのだ。腹を立てていないはずが無い。
大婆に使い魔を送ってまで開いた集会だ。人間達に何らかの報復を考えているのだろう。
魔女達にとっては楽しく、人間達にとっては恐ろしい以外の何者でもないようなそんな報復だ。
「皆のもの聞け!人間達は領土侵略を犯してまで我らを捕縛しようとした」
大婆が集会場の中央の台座から叫んだ。
「大婆さま!愚かな人間をそのままにしておいて良いのですか!」
「これでは、何時また同じことが起きるか・・・・」
協定を破ってのカナリアの捕縛。そして領土侵略を犯してのメイサの捕縛令。
やりたい放題の王国に魔女達の怒りは頂点に達しようとしていた。「報復を」「裁きを」と四方八方から魔女達の怒りの声が飛び交う。
「メイサ、お前の意見を聞こう」
大婆は壁にもたれかかるようにして立つメイサを見た。
「わかっているんではないのか?」
大婆と魔女達の視線がメイサに集中する中。メイサはニヤリと笑ってそう一言だけ言う。
「・・・・ならば、皆のもの!愚かな人間達に魔女の鉄槌を!!」
ドンと大婆が杖で床を叩く。
途端に魔女達のからは歓喜に満ち溢れた歓声が沸きあがった。
「さぁ、ハロウィンの前夜祭と行こうじゃないか」
魔女達にとってはほんの遊び。ハロウィンの前夜祭とでも言っておこうか。
やりたい放題の王国は一夜にして魔女達の玩具になるのだ。やりたい放題やられた分魔女達は同じくらい、いやそれ以上にやり返そうとしている。
「ついでにカナリア救出してやっては?」
「それが良い。カナリアにも参加させてやろうじゃないか」
「でも、カナリアは罰則中で助けてやっても魔法は使えまい?」
標的はカナリアが捕縛された王国の城だ。
魔女達が好き勝手暴れればそのさなかにカナリアを助け出すことも出来るだろう。しかし、カナリアは罰則中の身であり、助け出されたとしても何もすることは出来ない。
「カナリアの罰則期限は確か・・・31日(ハロウィン)だったな?」
カナリアの罰則期限は31日。丁度ハロウィンの日だ。
罰則が終了するもうちょっとのところでの捕縛。不運以外言いようの無い出来事だった。
「大婆。カナリアの罰則期限を少しだけ早めるのは如何か?」
メイサの提案に魔女達はどよめいた。罰則の短縮など、認められた事が無い。
まして罰則の短縮を申し出た者すらほとんど居ないのだ。
「もうすぐで罰則が解かれるというのに捕縛されてしまったんだ。さぞ、鬱憤も溜まっていよう」
「なるほど。しかし、罰則を解くには誰かがカナリアの所まで行かねばならん」
目的はあくまで人間達への報復であり、カナリアの救出ではない。
カナリアの罰則を解くには誰かがカナリアのもとへ行かなければならないのだ。
人間相手に魔女達ならば造作もない事であろうが、たった一人で行かなければならないとなると、それを引き受けるものが居るのかも怪しい。
「メイサに行かせては?」
一人の魔女が言った。
「カナリアはメイサをライバル視しているじゃないか」
「そうか、ライバル視しているメイサに罰則を解かれる。カナリアにとってそれほど屈辱的なことはないな」
はっとしたように魔女達は口々に言い始める。
メイサをライバル視しているカナリア。ライバルに罰則を解かれるというのは、彼女にとってそうとう不本意なことだろう。
魔女にとって魔術を封じられる事は何よりも恥じるべきことだ。そんな罰則を与えられ、さらにその罰則をライバルのメイサの手によって解かれる。
カナリアには十分過ぎるほどの屈辱だ。
「メイサ、やってくれるか?」
「そんなこと、お安い御用だ」
大婆の問いかけに、メイサはもう一度ニヤリと笑って見せた。
魔女達にとってハロウィンの前夜祭とも言える、奇襲作戦の決行は明後日。
集会場には楽しそうな魔女達の笑い声が響いた。














―奇襲作戦決行の夜―





集会から3日。メイサにこてんぱんにのされ警戒しているのか、魔女が捕縛されたと言う通達は来ていない。
当然戦争に魔女が参加していると言う通達来て居なかった。
恐らく、カナリアが他の魔女達とは違うという事に王国側も理解し始めているのだろう。開放されていないところを見れば大方、実験材料にでもするために牢獄にでも入れているに違いない。
「メイサ、準備は良いか?」
「ああ、他の者達は?」
メイサ達魔女は標的の城の近くに集結していた。
じっと耳を澄まし風の音、動物の声を聞く。
「見つけた。カナリアはあそこか」
罰則中であっても魔女の気配は変わらない。罰則印のせいで極限まで弱くなったカナリアの気配をメイサは確かに感じ取った。
城中が寝静まったころ。大婆の指示で集結したすべての魔女達が作戦を決行するべく、行動を開始する。
静かに、だが確実に魔女達は城へ近付く。四方3kmにわたりぐるりと城を取り囲むようにして皆待機している。





―愚かな人間共に魔女の裁きを、さぁハロウィンの前夜祭だ―




すべての魔女に届く大婆の声。
その声を合図に、1人また1人と城へ向かい魔法を放つ。ドンッ!!ドンッ!!大きな音を立て、それらは城の外壁へと命中する。
すると、次第に城の中が慌しく動き始め、やがてたくさんの騎士団の者達が外へ出て来た。
「魔女だと!?こんなに大勢で・・・くそっ!何故気が付かなかった!!」
城の外に待ち構えている魔女達を見て、騎士団達は悔しそうに唇を噛んだ。
彼らが気が付かなかなったのは当然のこと。魔女達は気配を消すのが得意なのだ。しかも、それらは魔女同士にしか感じ取ることが出来ず、人間である彼らが気配に気付くことは不可能に近い。
「王家の方々を安全な所へお連れしろ!・・・ぐぁあっ!!」
魔女と騎士団の戦いだ。接近戦が得意な騎士団に対し、魔女達は空中から魔法で応戦する。
中には接近戦が得意な魔女も居るが、自分が不利になる戦いをするほど魔女達も馬鹿ではない。楽しそうに笑いながら、次々にと騎士団を倒れさせていく。
「行くぞ、ロロ」
激戦が繰り広げられる中。メイサはまっずぐにカナリアが入れられている牢獄へ向かう。
彼女の罰則を解いてやるためだ。
風のように過ぎ去っていくメイサには誰一人の攻撃も当たらない。しつこく追ってくる者にはロロの軽い攻撃で十分だった。
「久しぶりだな、カナリア」
「メイサっ!!貴様!何をしに来た!」
久しぶりに顔を合わせたメイサとカナリアだったが、相変わらずカナリアのメイサに対する態度は酷いものだ。
「外で何が起きているかは、僅かながらでも感知できるはずだが?」
魔女達が暴れていることぐらいは罰則中のカナリアにとて感知することぐらいは出来る。
何故そんなことになっているのかも、カナリアほどの魔女ならば理解も出来よう。
「大婆の言いつけだ。私がお前の罰則、解いてやるよ」
「な・・・・なんだと・・・?」
大婆の言いつけ、さらにメイサが自分の罰則を解く。カナリアの表情は一気に曇った。
罰則が解かれるのは願っても居ないことだが、ライバルのメイサに解かれる。カナリアは目の前のライバルを見た。
「お前も暴れたいだろ?だったら、おとなしく罰則を解かれておけ」
「しかし・・・」
「お前。人間共に馬鹿にされたままで良いのか?」
「!!!!!」
躊躇するカナリアにメイサはとどめと言わんばかりに言う。
人間に馬鹿にされたままで魔女としてそれで良いのか。プライドが高い魔女がそんなことを許すはずが無い。
カナリアも強い力を持つ魔女だ。
「そう・・・だな。チェラス湖の主たる私が、人間などに・・・・。メイサ、非常に不本意だが・・・頼む」
「ああ、任せておけ」
メイサはカナリアの額に手をかざし、大婆に言われたとおりに呪文を唱える。
カナリアの体が次第に光り始め、制限されていた力が本来のものへとじょじょに戻っていく。
今まで感じ取れなかった動物の声も精霊の声も、仲間の魔女の気配も感じ取れる。何より体が軽くなった。
「終わったぞ」
「ああ、さっきまでの感覚が嘘のようだ。本当に罰則が・・・・解けたのだな」
ゆっくりと瞳を開けたカナリアは、愛おしそうに目を細める。
そして、確認するように1発魔術を放ち自らを閉じ込めていた牢獄を破壊した。
「さぁ、確認が終わったのなら表へ行って・・・・その鬱憤を晴らしてくるんだな」
メイサの提案にカナリアが頷くと、珍しく2人はニヤリと笑いあう。





魔女達はその後もやりたい放題暴れていき、残された城はほぼ壊滅状態だったという。
王家の者などには目もくれず、ただ魔術を使い暴れていただけだが。これでもう、国王も魔女を捕縛しようなどと考えはしないだろう。
この一件で魔女達が結託して行う報復がどんなに凄いものか身を持って思い知らされたのだから。
湖に戻ってのカナリアの態度は以前とは変わらないが、メイサにとってはそんなことは大した問題にはならない。
ハロウィンの前に一暴れした魔女達も5日後のハロウィン本番に向けていそいそと準備を始めているようだ。
「メイサ、今年はどれくらいのパンプキンパイが食べれるのかにゃあ?」
「パンプキンパイだけを貰うんじゃないんだぞ」
そんな会話をしながら、メイサとロロもハロウィンの準備に取り掛かっている。
ロロがお腹いっぱい満足のいくまでパンプキンパイを食べられるかは、5日後まではわからない。












「あいつは今年も来るのかにゃ・・・?」














...第4話(最終回)へ続く
☆第0話 Sabbath ~魔女の集会~ ―
☆第1話 Witch hunt ~魔女狩り~ ―






魔女の領域を荒らすこと無かれ














邪な信念で踏み入れば














生きて帰ってなどは来れるまい
















☆ハロウィン企画週1連載雑記☆


第2話 ―witch's domain ~招かれざる来訪者~ ―













メイサの屋敷から少し先の森の中。
松明の灯りを最小限に小さくし、何十人もの人間が身を潜めている。
草を踏む金属の音と金属が擦れあう音が確かにロロの耳に聞こえていた。
どんなに上手く隠れていても森の中に住む動物の声がメイサには聞こえているのだ。気付かないはずなど無い。
「何者だにゃ?」
遠くから聞こえてくる耳障りな音に鬱陶しそうにロロが眉をひそめる。
「隣の国の番犬だな」
音の主達はメイサの屋敷のさらに西の方角、そうカナリアが住んでいた湖のある方角やって来た。
恐らくは、カナリアを捕縛した王国の騎士団か何かだろう。
「ここはもう奴等の領土じゃにゃいにゃ」
「そうだな。あいつらがやっていることはもう」
立派な領土侵略だ。メイサはまだ少し遠くに見える松明の明かりをにらみつけた。











カサカサと小さな音を立てて一人の男が騎士団の中へ戻っていく。
偵察部隊だ。
メイサ屋敷のすぐ近くまで行き様子を見てはそれを逐一騎士団長へ報告している。
この偵察部隊の存在をメイサが気付いていない訳も無く、すでに手も打ってあった。
騎士団員の肩に乗っている小さな虫、この虫の鳴き声は魔女とその使い魔にしか聞こえない。言わば、現代で言う盗聴器だ。
そんなことはつゆ知らず騎士団員はある程度の偵察を終え、他の団員が待つ場所へ向かっていた。
「団長!偵察部隊が戻りました」
「よし、報告をしろ」
騎士団全員が息を呑み静かに偵察部隊の報告を待つ。
偵察部隊の騎士団員は、走っていたために荒くなった呼吸を整えると、屋敷の様子を少しづつ報告し始めた。
「はい、魔女メイサは・・・・・」











「メイサ、パンプキンパイはまだかにゃ」
フォークとナイフを両手に持ち、ご丁寧に前掛けまで身に着けたロロはきゅるきゅるとお腹を鳴らしていた。
「今焼いている途中だろ?それより、あいつはどうしたんだ?」
「アローイならすぐくるにゃ」
それよりも早くパンプキンパイを・・・とロロは目を輝かせる。
丁度そのとき、オーブンがチンっと音と立てた。ロロお待ちかねのメイサお手製パンプキンパイが焼き上がったのだ。
「良い匂いをさせておりますね。メイサ様」
焼きあがったばかりのパンプキンパイを切り分けていると、バサバサと翼を鳴らしながらロロの頭上に1羽の烏が姿を現した。
「アローイ、遅かったな」
「申し訳ありません。メイサ様」
コトンとロロの前に切り分けたパンプキンパイを置くと、テーブルの上に降り立ったアローイを見る。
アローイはロロとは違い礼儀正しくメイサに頭を下げた。
「メイサ、食べ良いかにゃ?」
ロロが両手に持ったフォークとナイフでコンコンとテーブルの表面を叩く。
領土侵略などは今はロロにとってはどうでも良く、大好物のパンプキンパイが食べたくてしょうが無いのだ。
メイサが頷くのを確認すると、嬉しそうに焼きたてのパンプキンパイを口に運んだ。
普段は猫舌で熱い物は食べられないが、何故かパンプキンパイだけは別でどんなに熱くてもパクパクと食べるのだ。
「本当にロロが猫舌だと言うのが嘘のような食べっぷりですねぇ」
感心したような、呆れたようなそん声でアローイが呟く。
温かいパンプキンパイの傍らには冷たい紅茶が置いてある。なんとも可笑しい光景だがメイサ達にとってはコレが普通になってしまっている。
「はて、メイサ様。私を呼んだという事は・・・大婆殿へ何かお知らせでも?」
しばらくロロの食べっぷりに唖然としていたアローイだが、はっとしたようにメイサに向き直った。
アローイは烏だ。メイサといつも一緒に居るロロとは違い、主にメイサから他の魔女や大婆のところへ便りを届ける役目を担っている。
魔女達の連絡係は専用の烏達がちゃんと居るのだが、急ぎの用事の時は魔女達の使い魔を使うことがある。
そう、今メイサがアローイを呼んだのは大婆への連絡のためだったのだ。
「表に潜んでいる鼠には気付いているな?」
メイサの問いにアローイは頷く。
「奴らがここへ来るのは私を捕縛するためであろう」
「領土侵略の件をお知らせすると・・・そういうことですね」
騎士団の者達がメイサを捕縛しに来たということは明白だ。
そうでなければ、わざわざ他国に住む魔女の屋敷に近付くはずが無い。
捕縛などメイサにとっては大した問題ではないが、相手が領土侵略をしたとあっては魔女達とて黙って見ている訳にもいかなくなるだろう。
何せ、他国に住んでいる者達にまで捕縛の魔の手が伸びるかも知れないのだから。
「私の合図で屋敷を発て、良いな?」
アローイは深々と頭を下げた。
メイサはサラサラと紙にペンを走らせると、呪いをかける。魔女とその使い魔にしか読めないように細工を施したのだ。
すると、丁度その時メイサが騎士団員に忍ばせた虫が鳴いた。








―人間達が来るぞ―










ビィーン・・・・とメイサの屋敷の周りに張ってある結界が反応している。
窓からちらりと外を見れば、どうやら騎士団の者達がメイサの屋敷のヘ、メイサの領域へ足を踏み入れたようだ。
「ロロ、行くぞ。お客さんだ」
「迷惑なやつらだにゃ」
パンプキンパイをお腹いっぱい食べたロロは満腹になったお腹を擦りながらメイサの後へ続く。
アローイは合図を待つために屋敷の屋根の上へと上っていった。
硬く閉じられているメイサの屋敷へ続く門を騎士団員達がこじ開けようとしている。
「お前達、人の屋敷の前で何をしている?」
何処からともなく聞こえる声に騎士団員達は手を止め誰もがキョロキョロとあたりを見回した。
「魔女メイサ・・・お前に我らが王からの協力要請を通達しに来た」
騎士団長であろう一人の男が歩み出た。
「ここはお前達の領土ではないはずだが?」
「この国もすぐに我らの王が統べる国となろう」
お前の協力があってこそ・・・・と騎士団長の男は続ける。
どうやら領土侵略をしていることに関してさほど罪悪感も、問題もないと考えているようだ。
「私が抵抗すればどうなる?」
「無理矢理にでも・・・捕縛せよとの命令だ」
「ほぉ・・・では、やってみろ」
言葉と共にメイサがその場に姿を現す。
途端に屋敷周辺の木々がざわざわと音を立てる。まるで、自然そのものがメイサの出現に怯えているかのように。
西の魔女と恐れられるメイサだ。その気になれば国一つ滅ぼすことが出来る程度の力は持っている。
そして今は許可無しに自分の領域に足を踏み入れた騎士団に酷く腹を立てているのだ。
「気をお静め下さい。魔女殿」
メイサの出現でどよめく騎士団の後ろから、騎士団員達とは風貌が違う者が現れた。
微かに魔術の力が感じられるが、魔女では無い。
「お前が、カナリアを捕縛した者か」
「如何にも。宮廷付き魔術師ノイズと申します」
ノイズと名乗った男は宮廷付き魔術師だと言った。
しかし、ノイズはどう見ても只の人間。彼の魂からです波長も人間のものだ。
「私は貴女を無理矢理連れて行く気はありません。どうか、ご協力を」
ぺこりと頭を下げて見せた。
「私が素直に付いていくとでも?」
メイサはくすりと笑う。
この青年はメイサの本当の力を理解してはしないのだ。カナリアを捕縛したことで自信が付いたのだろう。
メイサにも魔術で負けることは無いと思っているに違いない。
「あくまで抵抗するというのですね?」
「当たり前だ。私はお前達人間の茶番に付き合う気など無い」
「ならば・・・仕方ありません」
青年の目つきが変わった。
スゥッと瞳を閉じ、呪文を唱える。
ノイズの周りが眩い光に包まれると、やがてその光はメイサに向かって飛んできた。
くるくるとメイサの周りを回りながらメイサを取り囲んでいく。
捕縛術だ。
カナリアもこの術で捕縛されてしまったのだろう。
「捕縛は完了した。さぁ、団長殿。帰還いたしましょう」
「ほぅ、大した力だ。だが、コレで終わりか?」
「!!!」
メイサを包んでいたはずの光が一つまた一つと消えていく。
捕縛術は確かに完了していたハズだ。ノイズには確かな手応えががあった。
しかし、メイサを捕縛するどころか、何のダメージも与えられていない。
「どういうことだ・・・?術は・・・確かに完了していたはずだ」
愕然とした表情でノイズはメイサを見た。
つい先日捕縛した魔女カナリアはこの捕縛術で簡単に捕縛することが出来たのだ。しかし、今目の前に居る魔女にはこれっぽっちも効いていない。
カナリアとは明らかに違う何かをノイズは感じていた。
「愚かな。俄仕込みの魔術で・・・・この私を捕縛などできるものか」
ニヤリとメイサが笑う。
確かにこの青年の腕前なら下級の悪魔ぐらいは簡単に捕縛することが出来よう。だが、メイサほどの魔女の捕縛など、到底出来はしない。
生まれつきの魔女と人間が魔術で張り合おうなどと、無謀な話なのだ。
「人間が魔女に魔術で叶うとでも思っていたのか?バカめ」
「くっ・・・・・」
目の前の青年は悔しそうに唇を噛んだ。
「覚えておけ、コレが魔女の力だ」
メイサの手のひらに光が集まっていく。
それは、ノイズが起こした光とは比べ物にならないくらいの眩い光だった。
逃げるまもなくすぐに騎士団員と宮廷付き魔術師の視界は真っ白になり、遠くなる意識の中に魔女の笑い声が微かに響く。
メイサの圧倒的な力になす術も無かった。







「アローイ。大婆のところへ行け」















愚かな人間共に裁きを
ハロウィンの前夜祭といこうじゃないか






....第3話へ続く
☆第0話 Sabbath ~魔女の集会~ ―







魔女狩り・・・・「魔女」の疑いをもたれた者が、他人の証言または本人の自白によって「魔女」と確定され、処刑されることである          





















☆ハロウィン企画週1連載雑記☆

第1話 -Witch hunt ~魔女狩り~ ―


















チェラス湖が主 魔女カナリア 国王の命 により 捕縛されたし







メイサと近隣の王国に住む全ての魔女に届いた緊急の知らせだった。
知らせを見た魔女達は驚き怒りに打ち震えた。
集会の日時は早まり、メイサも含め近隣に住むほぼ全ての魔女が集会場へ集まった。





「あら、メイサ。貴女がこんな早く集会に出席するなんて」
「メイサも気になるんだろ?魔女狩りってヤツがさ」
集会場へ着いたメイサの姿を見た魔女は必ずと言っていいほどに驚きの声をあげた。
無理もないだろう。何しろ、メイサは魔女の集会となると渋りに渋りその結果、毎回集会が始まる直前に集会場へ姿を現すのだ。
「何でも、今回捕まったのはあのカナリアだって言うじゃないか」
魔女達は口々に捕縛された魔女のことを話している。
捕縛されたカナリアと言う魔女はメイサが住む森にある「チェラス湖」の真ん中に屋敷を構えていて、「湖の主」と人間達の間で呼ばれていた。
同じ森に住んでいても国境を隔てているために、メイサとは違う国に住んでいることになっている。
「メイサもしばらく静かに暮らせるんじゃにゃいか?」
ロロが言った。
そうだ、カナリアは何故か近くに住むメイサに何かと因縁を付けてくるのだ。
メイサはさほど相手になどしていなかったが、顔を合わせるたびに何かに付けて文句を言われるようでは少々困っていた。
「静粛にせよ、これより集会を開始する」
ドンドンと集会の真ん中にある高台から杖を床に叩き付ける音と共に声がする。
いよいよ集会の始まりだ。
「みな、良くぞ集まってくれた」
一人の老婆が歩み出た。
それがこの近隣の国に住む魔女達を統べる魔女達の長、大婆と呼ばれ近隣に済む魔女達の中で最も強い力を持っているといわれている。
「みな知っての通り、チェラス湖のカナリアが王国によって捕縛された」
「大婆さま!放っておいて良いのですか!!」
何処からか1人の魔女が声をあげた。
「カナリアとて我らの同族」
「王国との協定は」
口々に魔女達が喋り始める。
右からも左からも四方八方から魔女達の疑問と怒りが混ざった声が聞こえてきた。


ドンっ!!


大婆が先ほどより強く地面を叩くと、ぴたりと魔女達の声が止んだ。
ぐるりと周りを見渡す。
もう、誰一人大婆に対して口を開く者は居なかった。只1人、メイサを覗いては。
「カナリアが住んでいた王国には魔女狩り令が出されたと聞く。それについてはいかがお考えか?」
「魔女狩り令などは建前だ、国王も即位したばかりと聞く」
メイサの問いに大婆はゆっくりとした口調で答える。
やはり、考えることは同じ。王国に出された魔女狩り令など只の建前。本当の目的は別にあるに違いない。
「やはり、我らを戦争に利用する気なのだな」
戦争、カナリアが住んでいる国とその隣国が長らく続けている身勝手で理不尽な行為だ。
多くの者が死に、家が森が焼け動物達も人間達も住む場所を追われている。
長くなりすぎた戦争を魔女の圧倒的な力を誇る魔術を使うことによって終結させる。今回の魔女狩り令とはそういう事だ。
「それならば、カナリアを捕縛しても何の意味もないな」
メイサはくすりと笑った。
「うむ、そういう事だ。カナリアは罰則中の身である」
よって、戦争になど使えはしない。大婆の言葉にその場に居た魔女達は思わず笑を零した。
カナリアは事件を起こし、大婆によって魔女の烙印の上に罰則印を記されている。
そのため、魔女としての力は普段の10分の1しか出すことだ出来ないのだ。それは魔女として最も劣勢であり、普通の人間となんら変わらないほど無力となってしまう。
「愚かな人間達。我らを戦争などのために利用などと」
会場中からくすくすと笑う声が聞こえた。
罰則中の魔女を捕まえても、戦争には使えない。
魔女の研究材料にしようにも、魔女の血は魔女の体から出た瞬間に魔力を失う。
そして人体実験をしようにも、魔女には人間の薬は効き目が皆無なのだ。
何もしなくともそのうちカナリアは開放させるだろう。魔術を使えない魔女は今の王国には必要など無いのだから。
しかし、ここで1つの疑問が浮上した。
「カナリアの使い魔は何処へ?」
そう、魔女ならば使い魔が居るはずだ。
カナリアにも何体かの使い魔が居たことをメイサは知っている。
しかし、主人が捕まったというのに肝心の使い魔の姿は何処へ行ってしまったのだろうか。
「屋敷内に隠れているよ。今、迎えの使いを送っている」
カナリアの命令か、それとも使い魔達の動物としても本能か。
カナリアの使い魔達は屋敷内の何所かへ身を潜めているらしい。主人の力が制限されれば使い間の能力も格段に下がると言われている。
それに、人間達に使い間が捕まれば確実に殺されてしまうだろう。
「しかし、何故カナリアが狙われたのか」
「そうだ、協定はどうなったのだ」
1番最初に魔女狩りの標的になったカナリア。彼女はメイサと同等の力を持つ魔女だ。
そう、そこらの魔女よりも強い力を持った魔女と言えよう。
「見せしめ、だ」
強い力を持った魔女を捕縛できれば、力の弱い魔女達に大きなダメージを与えることが出来る。
人間の方が魔女より強いと思い込ませることが出来ると人間達は考えた。
強い力を持つ魔女カナリアを捕縛したは良いが、実際は魔女達にダメージなどこれっぽっちも与えてなど出来てはいない。
カナリアは罰則中の身だと、近隣の国に住む魔女ならば誰もが知っていることなのだから。
「即位したばかりの新米国王では、我らと国の協定など知っておらぬやも知れん」
大婆が言った。
カナリアが住んでいる王国は国王が新しく即位したばかりらしい。
早く戦争を沈静化しようと思うばかりに、先代の王が大婆と交わした協定を確認していないのではないか。
「何にせよ、協定は人間によって破られた」
それ相応の制裁を与えなければならない。それが満場一致した魔女達の答えだった。














魔女狩り令についての話の後は来るハロゥインについての会議。
そしてその後は楽しく宴会。
メイサとロロが屋敷へ戻ったのは、集会場へ出発してから5日後のことだった。
埃っぽくなった屋敷中の窓を開けて空気の入れ替えをする。軽く掃除をした後は、風呂にでも入って何もせずにそのままベッドへ入る。
朝でも夜でもお構い無しに眠るのだ。楽しく騒いだ後は静かに眠る。それがメイサとロロの常識だった。
好きなだけ眠るため、放っておけば1週間近く寝ているときもある。
必ずと言っていいほど先に起きるのはメイサだ。ロロはメイサの後にパンプキンパイの匂いで目を覚ます。
今回もそうなるはずだった。
メイサが先に目を覚ますのまではいつも通りだが。
ロロが目を覚ますと、メイサは窓から森の遠くの方を目を細めて見つめていた。
「メイサ?パンプキンパイは・・・ないにゃか?」
「ああ、今作ってやる。それよりロロ」




















お客さんが団体でやってくるぞ






ロロが耳を澄ますと、聞こえてくるのは金属が草を踏む音と、ガチャガチャとうるさい音を立てる金属のよろいの音。
メイサが見ている方向を見るとひかえめにしているが、確かに松明の明かりが2つ、3つは見える。
まっすぐにメイサの屋敷へ向かってきているのは明白だ。















...第2話に続く






―さぁ、我らの宴はもうすぐ始まる―





人間の諸君、生け贄(お菓子)の用意は十分かな?




我らの宴がハロウィンはもうすぐだ













☆ハロウィン週1連載雑記☆

第0話 ―Sabbath ~魔女の集会~ ―













「集会の招待状だ、食べるんじゃないぞ」
バサバサと音を立てて飛び立った烏の捨て台詞はこうだ。
ロロは見えなくなりつつある烏の後姿を見つめて悔しそうに爪を立てた。
「ロロはヤギじゃにゃいっ!!!」



何処か知らない王国の西の森のそのまた西に広がる大きな森。
そこがロロと西の魔女と恐れられる強い力を持った魔女であるメイサの住処だ。
「メイサ、入るにゃ」
ノックをしてからメイサの居る部屋のドアを開けた。
すると、部屋からモワンと白い煙のようなものが大量に出てくるではないか。何かが爆発したような焦げ臭いにおいまでもしてくる。
「珍しいにゃ。実験に失敗したにゃか?」
「黙れ。薬の量を間違えただけだ」
ブンっと勢いの良い音を立てて、白い煙の向こうから分厚い本が飛んできた。
本は寸前のところでロロの頭を掠めて、そのまま反対側の部屋のドアへぶつかるとバサっと床に落ちる。
「窓を開けるにゃ」
「ダメだ。良いから、そこのドアを閉めろ」
ロロは不思議に思いつつもメイサの言うとおりにドアを閉めた。
すると、あっという間に白い煙が消えていく。よく見ると、メイサの机の上に開かれている本の中に煙が吸い込まれていっている。
ものの3分で部屋に充満していた白い煙は綺麗に消えてしまった。
「お得意の封印術かにゃ」
メイサの得意魔術の一つである封印術。
一度封印されてしまえば、どんな高等な悪魔でも決して打ち破ることは出来ないと言われている。
この屋敷の地下書庫にもメイサによって本の中に封印されてしまった魔物たちが納められているのだ。
「新薬の完成までもう少しだ」
「メイサは研究熱心なんだにゃ」
「只の暇つぶしだ。ああ、もう窓を開けても大丈夫だ」
メイサの合図でロロが部屋の窓を全て全開にする。実験が失敗した後はこうして部屋の空気を入れ替えるのが常識だ。
暇潰しと言いつつ何日も部屋に篭っては新薬や新術の開発実験をしている。
放っておけば食事も取らずに篭っているのだ。気を付ける様にロロが注意をしても、全く聞き入れる気配などありはしない。
「ところで、その手に持っているものを渡しなさい」
椅子に沈むように腰掛けたメイサはロロが持っている封筒を指差した。
先ほどの烏が運んできた真っ黒な封筒だ。
「そうだったにゃ。コレを私に来たんだったにゃ」
「なるほど、集会の招待状か」
封筒を受け取るなり「やっぱりか」といった表情でメイサは言った。
真っ黒な封筒に魔方陣の刻印、間違いなく魔女の集会の主催者からの招待状であろう。
「行くにゃか?」
「ふん、どうせ目前に控えているハロウィンのことだな」
「行かないにゃか?」
ロロはメイサの膝の上に座ると、鬱陶しそうに封筒の風を切った。
真っ黒な封筒の中から出てきたのは眩しいくらいに真っ白な便箋が1枚。全く何も書かれてなどいない。
スゥッとメイサが便箋の上に手のひらをやると、キラキラとした光が便箋に綴られている文字を浮かび上がらせる。
そう、魔女の集会の招待状は魔女にしか読めないように書かれているのだ。
万が一他の種族の者に見られてしまわないように。
「ほう・・・面白いことが書かれているな」
魔女の集会となるといつも鬱陶しそうにしているメイサが、今回の招待状をを見て楽しそうに目を細めた。
魔女の使い魔であるロロにも魔女達の文字は読むことが出来る。
メイサとロロが顔を見合わせ、ニィっと笑いあった。
「ロロ準備をしろ。明朝には発つ」
「ハイだにゃ」
ロロは瞳を輝かせた。何を隠そうロロは魔女の集会の時に出される食事が大好きなのだ。
集会はいわば魔女達の宴会のようなもの。会議をしながらも宴会を楽しむのだ。その時に出される料理の美味しさといったら。
他の使い魔の仲間との情報交換も出来る集会をロロは毎回ひっそりと楽しみにしている。
「ところでメイサ」
「なんだ?」
ドアの方へ歩いていたロロは急に歩みを止めメイサに振り返った。
「お腹空いたにゃ。パンプキンパイ作ってにゃ」
お腹を押さえてメイサを見る。
「だったらカボチャを採って来い」
スッと部屋の窓から見える庭の畑を指差した。
メイサの屋敷の荒れ放題の庭の一角にはカボチャ畑がある。コレはパンプキンパイが大好きなロロのためにメイサが作った畑。
大好きなパンプキンパイをたくさん食べたいというのがロロがメイサと契約するときに出した条件であり、単純すぎるロロの願いなのだ。







「よいしょ・・・これだけあれば、お腹いっぱいパンプキンパイが食べられるにゃ」
新鮮なカボチャを好きなだけ収穫すると、それを小さな陶器製のバスタブに入れる。そしてロロ自身かバスタブに乗せたカボチャの上に腰掛ける。
すると、のそのそとゆっくりだか、確実にバスタブは屋敷の勝手口を目指して歩き始めた。
このバスタブもメイサが暇潰しにかけた魔法により動くようになってしまった者の一つだ。
メイサは飽きたと言って魔法を解こうとしたのだが、ロロがこれを気に入ってしまったためにそのままにしてある。
「ロロー!メイサは居るか?」
「にゃんだ。またおまえかにゃ」
ロロとバスタブの頭上を、先ほど集会の招待状を持ってきた烏が翼をはためかせていた。
「緊急の知らせを持ってきた。メイサにしっかり渡しておくれよ!」
下げた鞄から、今度は白い封筒を引っ張り出しロロに手渡す。
どうやら緊急と言うのは嘘ではないようだ。烏の嘴がかすかに震えている。
「じゃあ、確かに渡したからな!食べるんじゃないぞ!」
「だから、ロロはヤギじゃないにゃ!!!」
次の魔女の元へと急ぐ烏に向かってロロは叫んだ。
「セバスチャン、急ぐにゃ!」
バスタブに勝手に付けた名前を呼んで、バスタブを急がせた。
緊急の知らせなのならば、すぐさまメイサにこの手紙を渡さなければならない。





「メイサ!」
「なんだ、ロロ。カボチャは採ってきたのか?・・・どうした?」
勢い良く飛び込んできたロロを見て、メイサは訝しげな表情をした。
大好きなパンプキンパイを作ってもらう時に、ロロがこんな風に思いつめた表情をして飛び込んでくる訳がない。
「今さっき、コレが届いたにゃ・・・」
ゼェゼェ言いながら、烏から受け取った白い封筒を差し出した。
「この刻印は・・緊急のものか」
ロロから封筒を受け取ると、その場で封を切り便箋を取り出す。
集会の招待状のように手のひらをかざし、内容を読み始めた。
「メイサ・・・・?」
ロロが心配そうにメイサを見る。
「始まったようだ」
























魔女狩りが














.....第1話に続く
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